ISOと聞いて、こんなことお感じになられていませんか?

ISOは手間がかかる

ISOの目的は、組織の実態を的確に把握し、貴社で実際に行っている仕事の手順や流れを明確にして、従業員の方々が自分の役割や責任を理解し、今まで以上に仕事の質を向上させようとするための仕組みの構築です。従って、ISOを取得するからといって、特別な仕組みを作る必要は、全くありません。今の仕事の流れをいったん確認して分かりやすくしますので、出来てしまえば逆に手間が掛からなくなり、仕事がやりやすくなります。

ISOは文書記録に追われてしまう

ISOマネジメントシステム規格では、文書及び記録を要求しています。しかし、その内の大半は一般的な会社であれば日頃から行っているもので、それをマネジメントシステムの文書及び記録として参照すれば良いわけです。ISOの独自規格要求としては「内部監査」といったごく少数のものでしかありません。マネジメントシステムの主要プロセスの数は、大企業だろうが小企業だろうが同じです。ただ、組織の広がりや階層が違うだけです。むしろ、中小企業の方が、文書化された手順の数は、それほどの量にはならないはずです。ISOは、「How to」は全く定義されていません。仕事の実態を整理し、規格の要求の不足部分だけを 補う形で文書を作ることにより、文書及び記録を有効に活用することが出来ます。ここは、審査登録機関(厳密には、担当される審査員)のポリシーも大きく依存しますので、貴社のISO取得の目的に見合った認証機関及び審査員の選定が重要であるともいえます。

ISOは選任者が必要

通常、他のコンサルティング会社では、数名の選任スタッフを要求するケースもあるようですが、弊社がお手伝いさせていただいている企業様は、ほとんどが中小企業様で、専任を任命することができないケースの方が大多数です。その場合は、弊社コンサルタントが、貴社へ踏み込むことにより、無理なく取得していただくこともできます。

ISOは費用が掛かる

ISOの効果や良さを度外視すれば、確かにそう感じるかもしれません。しかい、マネジメントシステム(仕組み)がしっかりと透明性が維持され、トップマネジメント様の抱える組織運営上のあらゆる課題が解決でき、社員も自分のやるべき仕事の目的が明確になれば、 決して高いものではありません。設備投資をすることで生産効率を上げるのと同様に、ISOによる仕組み(マネジメントシステム)を導入することで業務の改善、製品やサービスの質が向上していくのだと考えていただければ、 費用対効果を感じていただけるかと思います。